2019年4月以降順次、福岡市の公共施設に「LINE Pay」が本格導入され、住民票・戸籍等証明書の発行手数料、自転車駐車場の利用料、美術館・動植物園の入場料などの支払いにLINE Payが使えるようになりました。
福岡市では人口増加に伴いひっ迫する窓口対応の効率化を急いでおり、キャッシュレス化による窓口業務の効率化、市民サービスの品質向上が期待されていました。また、年々増加する外国人観光客への対応も急務でした。キャッシュレス化は外国人観光客による経済の活性化や事業者の事務作業の効率化など生産性の向上にも繋がります。
福岡市の公共施設では、2018年6月から実証実験が実施されてきましたが、2019年4月よりLINE Payを本格導入することが決定されました。
なぜLINE Payが選ばれたのか?
LINE Payは国内の主要キャッシュレスサービスの1つであり、福岡市で最も利用されているQRコード決済サービスです。福岡市税の支払いや九州電力の料金支払いにも利用ができる等、市公共施設への導入に適していました。また、LINE Payの導入施設では中国、韓国で多く利用されているWeChat Pay、Naver Payでの支払いも可能となり、福岡市の外国人観光客の約8割へのキャッシュレス対応が可能になります。
2018年度の実証実験では福岡市施設において「外国人観光客対応のスムーズ化」「施設利用者の二―ズ」などを実感頂き、施設従業員83%から利用継続意向を頂きました。
福岡市公共施設では主に「LINE Pay据え置き端末」が導入されています。各区役所の市民課窓口や福岡市美術館、福岡市動植物園など公共施設20窓口・39施設でLINE Payでの支払いが可能です。
※2019年4月時点
据え置き端末は店頭に設置し電源をONにするだけですぐにLINE PayのQRコード決済に対応ができます。窓口対応者が端末に金額を打ち込み、端末に表示されたQRコードをお客様がLINE Payで読み取ることで、簡単に支払いができます。
LINEはキャッシュレス+@による本当に便利な街の実現を目指しています。福岡市ではLINE公式アカウントを利用した粗大ごみの処理料金支払いや「LINE CHAT ORDER」、「アイカサ」との連携など、LINEのプラットフォームを活用して、店頭・窓口のキャッシュレス化に留まらない新しい取り組みが次々と生まれています。こうした取り組みにより市民の生活がより豊かになり、観光客へも新しい体験を提供することに繋がっていくと考えています。
今後も生活のあらゆる場面でLINE Payが利用可能なシーンの拡大を進め街のキャッシュレス化を推進するとともに、キャッシュレスの浸透したその先にある本当に便利な街の実現に取り組んでいきます。